社長と若手社員の座談会

“Innovate with you”という新たなキャッチフレーズの下、更なるチャレンジを始めた関電システムソリューションズ(以下KS-SOL)。
経営トップである田村社長と、若手社員。それぞれの目線から、「これからのKS-SOL」について語ってもらいました。

- 佐藤・西山:
- 今日はいっぱい質問するので、よろしくお願いします!
- 田村:
- おー!元気が良いな!お手柔らかにお願いしますよ(笑)
本社移転
- 西山:
- 早速なんですが、昨年末に当社は本社オフィスを、西宮から梅田に移転しました。どういった狙いがあったのでしょうか?
- 田村:
- 様々な理由があったけれど、効率化という目的も強かったかな。本社機能を梅田に集約させることで、業務効率が格段に上がる。それに、社内の交流も盛んになるよね。当然、社員の交通アクセスが良くなることも理由の1つだったわけだけど。
- 西山:
- なるほど。そんな理由があったんですね。個人的には通勤が便利になってとても嬉しいです(笑)
先日、私の父が実家から大阪に遊びに来まして、「今からお前の会社を見にいく」と言っていたので、何だか誇らしい気持ちになりました。

グローバル化
- 佐藤:
- 次は僕から質問なのですが、最近、世間では「グローバル化」というのが非常に注目されていますよね。当社でもそういった取り組みというのは始まっているのでしょうか?
- 田村:
- 以前からオフショア開発(海外技術者へのシステム開発委託)はやっているんです。最近では、海外から当社が関西電力向けに作ったシステムをいくつか導入して欲しいという要望もあったりするので、今後そのようなビジネスをする可能性が十分にある。日本のインフラ構築の仕組みというのは、世界でも非常に評価が高い。問題は、そうなった時に、チャレンジできる人材が社内にいるかどうかということ。今後は、インド留学に加えて、米国シリコンバレーに行ってもらう研修も検討しています。
- 佐藤:
- インドとシリコンバレーでは研修も違うんですか?
- 田村:
- インドは20代の若手社員が中心で、ITの基礎を学ぶ場。一方でシリコンバレーは、一定の経験を積んだ30代の社員を想定していて、1年くらい遊びに行くつもりで、現地のITビジネスや最新技術を学んで欲しい。
- 佐藤:
- ちょうど今、同期メンバーがインド留学に行っているんですが、自分も海外研修に行きたくなってきました。これからは、やはり英語は必須でしょうか?
- 田村:
- 全員がというわけではないけど、最新技術を学ぶ上でも、海外でのビジネスに対応する上でも、今後間違いなく必要になるだろうね。僕も毎週日曜日に英会話スクールに行ってるんですよ。もう1年半になるかな。
- 西山:
- そういえば社内ポータルサイトでも、そのようなコメントをされていましたよね?
- 田村:
- 西山さん、よく見てるね。もっと英語を学ぶ人が増えてほしい。社内で英語サークルみたいなものを作って、会社が金銭的な支援をしていくのも1つの手段だと考えているくらい。
- 佐藤:
- そうなんですね!僕も始めないと。
- 田村:
- その時は僕の海外出張にアシスタントとして来てもらうおうかな(笑)



これからの事業フィールド
- 佐藤:
- この数年、一般法人さま向けの仕事を強化していく動きが強いですが、関西電力の仕事は今後減っていくのでしょうか?
- 田村:
- 確かに、この数年で当社の事業は関電グループ会社、地方自治体、一般のお客さまへと領域を広げてきた。一方で、関西電力の仕事は大規模基幹システムの再構築などが近年ピークを迎えていたので大変忙しかったが、今後は少し減る傾向にある。その分、グループクラウドや外販に力を注ぐことができる。
- 佐藤:
- コンサルティング事業の立ち上げもありましたね。
- 田村:
- お客さまと話をしていると、経営戦略の相談や、うちの会社のIT計画からつくって欲しいと相談されることがたくさんある。そういった、お客さまのニーズに応えようというのが元々の出発点だった。
- 西山:
- 第3データセンターも新設しましたが、そんなに需要があるんですか?
- 田村:
- 「維持・運用」は下流といわれるが、アイデアを出せば付加価値をたくさん付けられる面白いビジネスで、近年非常に競争が激しい分野になってきている。システム開発だけでなく、データセンターも国内外を問わず他社をベンチマークして、海外と情報交換しながら当社がどのような付加価値をつけられるのかアイデアを出していきたい。既に次の第4データセンターの候補地探しが始まってるくらいだからね。
- 西山:
- 外販(関西電力以外のビジネス)全体としては、今後どのような展開をしていくお考えですか?
- 田村:
- 今までは、関西電力向けの開発で培った技術の転用が中心だったけど、例えばネスレ様でお手伝いできたような、お客さまのニーズに対してつくっていくシステムをもっと拡大していきたい。お客さまの経営課題や改革をIT分野からサポートしたいんですよね。
だから、お客さまのニーズに合わせたビジネスというのが基本になる。その中で、コンサルティングなのか、データセンターなのか、サポートできる分野が決まってくる。 それが理想型じゃないかな。 - 西山:
- 確かに「総合力」というのはお客さまからも喜んでいただけますね。
- 田村:
- そうだね。そのためにも、もっと部門の壁を壊していかないといけないと思う。先にも出たような、部門を超えたサークル活動なんかも増えていくといいですね。
色んな部署から参加するというのが条件なら、お金もどんどん出して構わない。金額は応相談だけどね(笑)


働きやすい環境
- 佐藤:
- 他にもそういった取り組みを考えているんですか?
- 田村:
- 色々とやるのが好きでね(笑)例えば去年は、社員のご家族に職場を見てもらうオープンオフィスもやったし、若手社員と僕が直接意見交換する「社長懇談会」も定期的に開けるようになった。
- 西山:
- 婚活パーティーを主催したと聞いたんですけど(笑)
- 田村:
- そうそう(笑)社員はやっぱり僕にとって家族のようなものだから、当然幸せになって欲しい。社長懇談会で婚活をサポートして欲しい、という要望があったのがきっかけだけど、社外交流で刺激を受ける、というのも実は狙いの1つだったりする。自社だけにずっといると、やはり「世間の常識」から外れてしまいやすい。積極的に社外交流を図ることで、自分の殻も破れて、自己啓発にもなるからね。
- 佐藤:
- 福利厚生面ではいかがですか?
- 田村:
- これも社長懇談会で出た話なんだけど、女性社員から会社に託児所を作って欲しい、という要望があったんで前向きに検討しているところ。
- 西山:
- また社長懇談会ですか?(笑)
- 田村:
- 制度を会社主導でつくるだけでは駄目で、みなさんからしっかりと意見を吸い上げて、優先度の高いことから進めていくことが重要だと思っています。 会社が託児所や時間短縮勤務の制度だけつくって、「さぁどうぞ」と言ったところで、利用する本人が魅力を感じないものでは意味がないからね。



人財に求められること
- 西山:
- 今も研修や福利厚生の話が出ましたが、入社してから、非常に人財に対して投資をしている会社だと感じています。
逆に、田村社長が人財に求めるのはどういったものなのでしょうか? - 田村:
- これは難しい質問だなあ(笑)結論から言ってしまえば、「いろんな人」ということになるかもしれないね。KS-SOLも1000人を超える規模になって、コンサルティングからアプリケーション開発、ネットワーク、データセンター、企画部門と、非常に広い領域をカバーすることになる。その上で「これ」という固まったスキルや経験はなかなか定義できるものじゃない。
ただ、共通して言えるのは、『元気』と『意欲』がある人。活躍できるフィールドは広いですし、最大限成長をバックアップしていくから、入社時に求めることというのは意外と少ない。
様々な教育制度をつくっているのは、そのためでもあって、みなさんが「やりたい」と手を挙げた時に、それをサポートする体制にはなっていると思う。 - 佐藤:
- 人事ローテーションなども、今後は流動的になるということですか?
- 田村:
- 闇雲に異動をさせるという意味ではないけど、多様な仕事を経験することは、本人のためにも良い。大きなシステムも小回りの利く仕事も経験することで、器が大きくなる。新卒者であれば、3年の育成プログラムがあるけど、一通り仕事をしてみて、キャリアプランとして、会社から選択肢をみなさんに提供して、よく議論しようということなんですよ。

チームプレー
- 西山:
- 入社前はSEというと、ひとりでPCに向き合っているイメージが強かったのですが、想像以上に人と接する機会が多いですよね。やはりコミュニケーション能力は大事でしょうか?
- 田村:
- すごく大事。ただ、必ずしも「話し上手」が有利というわけではない。要は、お客さまや関わる人の「チャームポイント」を見つけられるか。男性が女性のチャームポイントを誉めるように、相手の良いところをみつけて、好きになるように努力する。それが本当のコミュニケーションなんじゃないかな。
- 佐藤:
- うちの会社は、人柄の良い人が多いですよね。
- 田村:
- 会社は1つのチームだからね。「チームプレーができる人がいいなー」と思って採用活動をしてきたから、自然とそうなっているかもしれない。
- 佐藤:
- 飲み会好きの先輩も多いです(笑)
人数が増えてきたので、社内の交流も大事になってきますよね。 - 田村:
- 2012年4月で約1100人。おそらく5年後には少なくとも1300人にしたい。10年経ったら…1500人くらいにはなる。
- 西山:
- すごい成長ですよねー!
- 田村:
- それだけ仕事の引き合いが多いということ。関西でこんなに忙しいSIerは珍しい(笑)でも、この仕事はお客さまがあってのものだから、急拡大するというよりは、安定的に人を採用して、しっかり育てる。お客さまに貢献することで、リピートや紹介が増える。その循環が当社のあるべき姿です。

チャンスをつかむ意欲
- 佐藤:
- でも、それだけ人数が増えると、育成面も大変ですよね?
- 田村:
- ITはサービス産業だから、人財に投資するのは当たり前のことだよ。
- 西山:
- 確かに、経験者採用の先輩が「こんなに教育が手厚いのか!?」ってびっくりしてました。
- 田村:
- 例えばインドに1人留学させると、300万円かかるんだけどね。
- 佐藤:
- 300万円ですか!?入社して間もない僕らが利用するのもなんだか申し訳ない気がしてきました・・・
- 田村:
- みなさんは今、教育を受けている立場だからそう感じるかもしれないよね。でも、会社は10年先のみなさんを今から育てているわけで、気にする必要はありませんよ。
その分、将来しっかり貢献してもらうと期待してますからね。
でもね、会社は機会や制度は用意するんだけど、最終的にそこで成長できるかどうかは本人の意欲に任せるしかない。
だから「元気と意欲がある人」というのはそういう意味。
チャレンジしたいという意欲がある方には、投資を惜しまないつもりなので、もっと「こんな研修をしたい!」とか「このフォーラムに参加したい」といった意見が上がってきてほしいな。競争がグローバル化している中で、各個人が自分の強みや戦略を立て、自己研磨していかなきゃいけない。 - 西山:
- 確かに自分から手を挙げることがまだまだできていないように思います。アピールとチャレンジですね。
- 田村:
- そう。失敗してもいいんですよ。若手ができる失敗なんて大きな会社からしたら、大したことじゃないんですから。
- 佐藤:
- 最後に、今後、KS-SOLをどんな会社にしていきたいとお考えですか?
- 田村:
- 経営者としては、KS-SOLを『家族や友人が入社してもHAPPYになる会社にする』というのが目標。
人財育成や福利厚生制度などもそうだし、やりがいある仕事を通じて、成長できるということが最も大きな要素だよね。
家族や恋人、知人にKS-SOLで働いていると言った時に恥ずかしくない、誇りを持てる会社にしたい。 そのためには会社の器だけではなく、本人が頑張らないと意味がないわけだけど。
それでも、本人の意欲がある限り、その実現を本気で後押しする会社にしたいね。





