
導入事例
Secure Mobile(現:SECURE CONNECT):弓場建設株式会社様

弓場建設株式会社
専務取締役 弓場昭大氏
「これから情報のやり取りが増え、いろいろなコンテンツやアプリケーションが使えるようになれば加盟社にとっても手放せないインフラでありツールになるだろう」と、Gネットへの期待を寄せる。
「Secure Mobile」導入でリモートアクセスによる
情報連携を安全・安価に実現
全国FC加盟社と一体となり『ユーミーマンション』
ブランド価値向上をめざす
外出先などからインターネットを使って取引先との間で安全に情報提供したいといった企業が増えている。しかし絶えず付きまとうのが、なりすましや改ざんなどの不正アクセス。それを防いで安全な通信を実現するのがVPN網なのだが、関電システムソリューションズの「Secure Mobile」は暗号化によりデータの安全性を高めるとともに利用者認証を行うことで、よりセキュアなVPN通信を簡単、安価に実現している。
賃貸マンション「ユーミーマンション」の建設を専門にフランチャイズチェーン(FC)方式で全国展開しているユーミーマンションFC本部(弓場建設)は、関電システムソリューションズ(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長:北本浩之)が開発したASP型リモートアクセスサービス「Secure Mobile」を使ったネットワークシステム「Gネット」を構築。FC加盟社と本部内の情報連携を強化することで、業務効率化や情報共有化のためのFC加盟社向けコンテンツサービスの充実を図っている。
同社は25年前からユーミーマンション事業を展開している。今では全国45都道府県71社の中堅建設会社が加盟。建設したユーミーマンションは4100棟にもおよび、今後は150社まで加盟拡大をめざしている。
■「Gネット」による双方向コミュニケーションの実現
全国のFC加盟社の窓口となるのが鹿児島市のユーミーマンションFC本部で、FC加盟社へ営業・技術・情報のあらゆる面で支援をしている。FC加盟社は日々の実績報告や業務支援など本部へ依頼、本部はFC加盟社の要請に応じて営業・技術等の活動支援、総合カタログやノベルティなど販促ツールも送付する。
これは従来、Webサイトで本部から情報を提供し、FC加盟社はFAXやメールで報告・依頼するといった仕組みを取っていた。しかしこの方法では「集まってきた報告書や依頼書など、ひとつにまとめ上げるのが大変で、事実上は担当社員一人ひとりが管理するに止まり、情報の共有ができなかった」と弓場昭大専務は指摘する。
このような背景を受け、ユーミーマンションFCの戦略構築を担い、FC加盟社の経営安定化や商品開発を行うユーミー未来研究所(本社:東京都新宿区、代表取締役:弓場昭大)は、FC本部業務の効率化だけでなく、FC加盟社により質の高いサービスを提供できるシステム構築が必要であると判断した。そして「Gネット」が誕生したのである。
FC加盟社はGネットを使いPC画面上から日々の業務報告を直接入力していく。FC本部は各FC加盟社の業務進捗状況を管理しながら必要な支援を行う。もちろんデータベース化された情報はFC本部内で共有され、閲覧が可能な統計資料や支援状況といった情報も、FC加盟社は常にGネットで確認することができる。
また、FC加盟社から寄せられる「マンションオーナー向けのセミナーを企画しているので講師を派遣して欲しい」といった要望や販促ツールの受発注も、PC画面で確実に依頼・対応できるなど、双方向コミュニケーションの実現で情報の流れは見違えるようにすっきりとした。
■接続環境の違いをクリア、簡単、安全な情報収集

USBトークンをPCにセットし、電源をあげれば、VPN環境が整う。
しかし、Gネットの運用開始までにはいくつかの課題があった。そのひとつがFC加盟社との安全な情報のやり取りや接続環境の克服である。
FC加盟社が持っているPCや社内LAN環境はそれぞれ異なっており、VPN環境設定をどうクリアするか、また一般のインターネット網を使った情報交換では外部に漏れる恐れがあるなど、セキュリティ面にも課題があった。一時はFC加盟社へ専用線の提供やPCを支給することも検討したが、コスト面であきらめざるを得なかった。
そうした中、それら課題をクリアできるソリューションとして候補に挙がったのが「Secure Mobile」VPNサービスであった。
Gネットのシステム開発を担当したのはWebシステムなどを数多く手がけているシステック(本社:鹿児島県鹿児島市、代表取締役社長:坂元士郎)であった。
開発担当のシステムエンジニア今吉氏は、数あるVPNサービスの中からGネット運用ニーズに最も有効なものとして、「インターネット接続環境があればPCや社内LAN環境を限定せず、すべてのFC加盟社にリモートアクセスを高度なセキュリティで安価に提供できる」ということから、関電システムソリューションズのSecure Mobileを提案した。
これは「SoftEther CA」を採用したASP型のVPNサービスで、『利用できるアプリケーションソフトを選ばない』、『加盟社の環境を限定せずに利用できる』、『USBトークンに電子証明書を格納し、通信の秘密確保や第三者による「なりすまし」を防止する』、『各PCへのインストールや利用も簡便である』などの特徴を持っていた。
ユーミー未来研究所の瀬之口氏は「FC加盟社が持っているPCは、使い方やスペックが様々で安定稼働に不安があったが、今のところ問題は発生していない。また、FC加盟社の入れ替わりが発生した際に、従前のID、パスワードでログインする形式だと、なりすましなどを防止しきれない不安があった。しかしSecure MobileはUSBトークンを管理することで確実に防止できる」とSecure Mobileのセキュリティ効果にも期待する。
Secure Mobileを使うには、USBトークンをPCにセットする。次にPCを起動させると、格納した証明書により利用者認証が行われ、サーバに自動接続される。後はGネットのWebページにアクセスするだけである。
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| (株)ユーミー未来研究所 主任 瀬之口正一さん |
ユーミーマンションFC本部 主任 山崎竜次さん |
(株)システック システムエンジニア 今吉達也さん |
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| 「検証の結果、PCの稼動性に問題はなかった。またUSBトークンを管理することで、なりすましも確実に防止できる」とSecure Mobileのセキュリティ効果に期待。 | 「インターネット接続環境があればPCや社内LAN環境を限定せず、リモートアクセスを高度なセキュリティで、安価に提供できる」という理由でSecure Mobileを提案。 | ||
■更なるGネット効果をめざして
弓場専務は「Gネットのメリットは今のところ、業務効率の向上などFC本部に多く見られるが、これから情報のやり取りが増え、いろいろなコンテンツやアプリケーションが使えるようになるとFC加盟社にとっても手放せないインフラでありツールになるだろう」と話している。
そのひとつが2006年5月の稼動開始に向けて準備を進めている「全国空室検索システム」だ。ユーミーマンション利用者には転勤族も多い。そこで転勤先でもユーミーマンションを選んでいただけるよう、全国のユーミーマンションの空室がどこからでも探しだせるというものだ。
簡単・安全に、最新でタイムリーに双方向コミュニケーションを活性化する。それこそがGネット最大の効果であり、ユーミーマンションFC本部の先進的な発想と積極的なITへの取り組みはユーミーマンションのブランド価値を向上させ、さらなる全国発展を照らしている。
■弓場建設株式会社のSecure Mobile利用イメージ

※「SoftEther」は三菱マテリアル株式会社とソフトイーサ株式会社の商標です。
「SoftEther CA」は三菱マテリアル株式会社の開発製品です。
■USER PROFILE

- 弓場建設株式会社
- ●設 立:1963年
- ●所在地:鹿児島県鹿児島市
- ●代表者:弓場 静昭
- ●営業種目:建築工事、設計、賃貸マンション等建築FC
(「日経ネットワーク」2006年1月号より)


















